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アジサイ(紫陽花)の花が咲かない理由と原因

梅雨の代表的な花といえばアジサイ(紫陽花)ですよね。「でも近所のアジサイは咲いているのにウチのは咲かない…」「去年は咲いていたのに今年は咲かない…」「葉っぱばかりで全然咲かない…」というお悩みをよく聞きます。咲かない理由は大きく分けて4種類「剪定ミス」「植え替え直後」「日照不足」「肥料不足」が考えられます。一つずつ解説していきます。
【アジサイの花が咲かない代表的な原因】
- 剪定ミス
- 植え替え直後
- 日照不足
- 肥料不足
剪定ミスでアジサイの花が咲かない

葉っぱばかりで花が咲かない場合は剪定ミスが考えられます。アジサイは秋以降に絶対剪定をしてはいけません。アジサイの花芽ができるのは夏の終わり頃で、それが成長して2年先の梅雨時期に開花します。(2年かけて花が出来上がりますが、枝毎に花芽の周期が違うので毎年咲いてるように見えます。)
秋や春に剪定してしまうと、花芽まで切り落としてしまいそのまま花が付かなくなるケースが多いです。
アジサイの剪定時期は花が終わった後すぐ

アジサイの剪定時期は花後すぐ6〜8月(夏の終わり)までに済ませましょう。それ以上長引かせると花芽ができあがってしまいます。次の花芽ができる前に切り落とすことで余計なエネルギーの消費を防ぎます。
アジサイの花を切り落とす場合は、花から2節目辺りを切るようにしましょう。簡単に言うと、花と一緒に上から葉っぱを3〜4枚ぐらい切る感覚です。それ以上深く切ってしまうと花芽が付きにくくなってしまうので注意しましょう。(アジサイは今年咲いた花の3節下辺りに次の花芽が付きやすいです。)
今年花が付かなかった枝も剪定しちゃダメ!
アジサイは2年かけて花芽が育つので、今年花が付かなかった枝は絶対に剪定しないでください。それが翌年に花を咲かせます。アジサイが育ち過ぎたので強剪定したい
「アジサイが育ち過ぎたのでどうしても強剪定したい」「大きくなりすぎたので剪定しないとお隣に怒られそう」という場合もあると思います。強剪定する場合は、翌年には花が咲かないものとして諦めて切りましょう。2年後の開花を目指してゆっくりと手入れしてあげてください。アジサイを植え替えた直後だから花が咲かない

植え替え直後だと花が咲かない場合があります。花は基本的に株がよく育ってから、繁殖(種子の結実)のために付ける物です。株が若い時は体の成長にエネルギーを使うため、花が付きません。
鉢植えで買ってきたアジサイは、「鉢が小さくてこれ以上成長できない(根が広げられない)」と判断して繁殖のために花を付けていますが、庭に植え替えると「スペースが広いのでまだまだ成長できる!」と判断してぐんぐん成長して花を付けないことがよくあります。植え替え直後に花が咲かなくても、元気に成長しているなら心配する必要はありません。十分に成長すれば自然と花を付けるようになります。
小さな鉢で育てている場合は植え替えも必要!
小さな鉢で育てている場合は一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。目安としては鉢の縁(ふち)よりも枝葉が飛び出しているようなら植え替えのサインです。鉢が小さすぎると根がぎゅうぎゅうに詰まってしまい、水も吸いにくくなってしまいますし、栄養も足りなくなります。アジサイは大きく成長する樹ですから、成長に合わせて大きな鉢に植え替えてあげてください。日照不足でアジサイの花が咲かない

アジサイにとって日当たりも重要です。日当たりが悪い場所(1日の日照時間が3〜4時間未満)だと花が咲かない場合があります。 アジサイは梅雨の花というイメージがありますが、意外にも日光を好みます。半日以上日光の当たる場所で育てましょう。
寒い地域では寒風にも気を付けて!
関東ぐらいの気温なら問題ありませんが、東北や北海道といった寒さの厳しい地域では寒風により花芽が枯死してしまう場合があります。アジサイの花芽は寒さと乾燥に弱いので、風が強く吹く場所では風避けを立てたり、寒冷紗で覆うなどして寒さ対策をしましょう。肥料不足でアジサイの花が咲かない

最後に考えられるのが肥料不足です。「何年も肥料をあげていない」「手入れせずにほったらかしにしている」「落ち葉を綺麗に掃除しているので、いつもゴミひとつ無い」という場合は栄養不足になってしまう可能性があります。 アジサイは毎年花を咲かせようとすると沢山のエネルギーが必要になります。エネルギー補給が無い状態が何年も続くと体力不足で花が咲かなくなってしまいます。毎年咲いていたのが2年に1回になり、さらに放置すると3年に1回、というように徐々に弱っていきます。毎年綺麗な花を咲かせたいなら必ず肥料を施してください。
「落ち葉が無いように綺麗に掃除している」場合も栄養不足になる恐れがあるので注意しましょう。落ち葉は土にとって重要なエネルギー源です。よくホームセンターなどで腐葉土が売っていますよね?文字通り落ち葉が腐ることで栄養となって土に吸収され、エネルギーが循環しているのです。落ち葉が無いように綺麗に掃除しているとエネルギー循環がなくなり、どんどん土が痩せてしまいます。
アジサイに肥料を与える時期は?
アジサイに肥料を与える時期は年2回、「花後のお礼肥え(6〜7月)」「冬の寒肥(12〜1月)」が良いでしょう。花が終わった後に肥料を与える
花が終わった後(6〜7月)に肥料を与えることを「お礼肥え」と言います。花を咲かせた後のアジサイは疲労困憊でエネルギー不足になっています。そのタイミングで肥料をあげることで素早く体力回復させることができます。また、この時期に肥料を与えることで次の花芽がつきやすくなります。(夏の終わりごろに次の花芽がつき始めます)冬に肥料を与える
冬(12〜1月)の休眠している間に肥料を与えることを「寒肥」といいます。実はほとんどの庭木にとって冬は肥料をあげる最適なシーズンなのです。冬は根が休眠状態なので土をいじっても根に影響が出にくく、この時期に土を入れ替えたり、肥料を与えるのが一般的です。この時期に肥料をあげることで時間をかけて土が豊かになり、春の新芽が出る季節に栄養が行き渡ります。アジサイ(紫陽花)の花芽増加にはニワユタカ肥料セットがオススメ!

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※庭植え用です。肥料成分が濃いので鉢植えには使用しないでください。
ニワユタカ肥料セット使用事例
ツツジの花芽増加1

花芽が少なく元気が無かったツツジに「ニワユタカ肥料セット」を使用。前年より木の勢いが増し、花芽が増えて元気になりました。
ツツジの花芽増加2

ツツジの花付きが年々悪くなりどんどん元気が無くなっていましたが、「ニワユタカ肥料セット」を使用したところ翌年元気になり数年ぶりに沢山の花が付きました。
桜の花芽増加

肥料を与えずに長年ほったらかしにしていた桜に定期メンテナンスに「ニワユタカ肥料セット」を使用しました。冬に肥料を施したところ、翌春には元気になり沢山花を付けました。
まとめ
- アジサイの花が咲かない原因で最も多いのが剪定ミスです。花後すぐに剪定を行い、秋以降は絶対に切らないようにしてください。
- 今年花が咲かなかった枝は翌年花が咲く可能性が高いです。剪定せずに残しておきましょう。
- アジサイの植え替え直後は株の成長にエネルギーがいってしまい、花が咲かない場合があります。花が咲かなくても元気に成長しているようなら心配しなくても大丈夫です。十分に樹が大きくなってから花が咲くようになります。
- アジサイは意外にも日光を好みます。半日程度(3〜4時間以上)は日が当たる場所で育てましょう。日照時間が少ないと花が付かなくなります。
- アジサイには毎年肥料をあげるようにしてください、肥料不足になると花が咲かなくなります。年2回、「花が終わった後(6〜7月)」と、「冬(12〜1月)」に施すのが良いでしょう。
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