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バークチップ(ウッドチップ)でお庭の雑草対策できますか?

「お庭の雑草をなんとかしたい…」「景観にも気を使いたい…」という場合に役立つのがバークチップです。しかし、バークチップもただ敷けば良いという訳ではありません。実はチップを撒いただけだとすぐに隙間から雑草が生えてきてしまうのです。バークチップと防草シートを組み合わせることで完璧に雑草を抑えることができます。今回はその方法を解説します。
バークチップ(ウッドチップ)だけでは雑草対策は不安

バークチップだけでも雑草対策になりますが、実は完璧ではありません。数か月もすればチップの隙間から雑草が伸びてきます。砂利の隙間から雑草が伸びているのを見たことがあると思いますが、バークチップでもアレと同じ現象が起きます。
雑草の発芽を抑えるならチップを厚さ10cmほど敷かないと効果がありません。しかし、これはかなり大変ですし、完璧な雑草対策ではないので防草シートを併用するのをオススメします。
バークチップと防草シートの併用がオススメ!

バークチップ(ウッドチップ)と防草シートは相性抜群です、併用することで雑草を長期間に渡って完璧に抑えます。防草シートは厚手のシートを地面に直接敷いて、日光を遮断することで雑草の発芽を抑える資材です。ただし、防草シートだけだと風雨や日光により徐々にボロボロになっていくので、3〜5年で交換しなければなりません。さらに、シートがむき出しのままだとお庭の景観が悪くなってしまいます(黒色シートだと違和感があって余計に目立ちます)。
防草シートの上からチップを敷くことで、素晴らしい相乗効果を発揮します。チップ単品では防ぎきれなかった雑草が、防草シートと併用することで完璧にブロックすることができます。さらに、チップを敷くことで日光を遮り防草シートが劣化するのを防ぎます(シートが長持ちするようになります)。
どんな防草シートを選べばいいの?
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防草シートとチップを併用する場合、ある程度チップが日光と風雨を防いでくれるのであまり厚手のシートを敷く必要はありません(厚手のシートは値段が高いため)。ただし、シートが薄すぎる(安すぎる)と雑草の芽が生地を突き破って生えてくるので薄すぎてもいけません。厚すぎず、薄すぎず、丁度良いバランスを満たしているのがザバーン防草シート125BBです。
防草シートが向かない場所もある

バークチップと防草シートは相性抜群ですが、それでも使わない方が良い場所もあります。それが「花壇」と「ドッグラン」です。
「花壇」はバークチップだけなら少し避けるだけで土の渇き具合を確認したり、花の植え替えをしたりできますが、防草シートまで敷いてしまうとそういった作業がかなり大変になってしまいます。雑草を抑えることはできますが、花のお手入れが大変になるのでオススメしません。
「ドッグラン」はワンちゃんがおしっこやフンをする場合があります。防草シートを敷いているとその上に糞尿が溜まってしまい、分解されずに悪臭が残ってしまいます。バークチップの下を土のままにしておけば糞尿が自然と分解されて時間と共にニオイが消えていきます。
バークチップ、ウッドチップ、どちらを選べばいい?

木材チップは大きく分けて「バークチップ」「ウッドチップ」の2種類があります。バークチップは木の樹皮のみを砕いた物です。これに対し、ウッドチップは木を丸ごと砕いた物になります。
結論から言うと、バークチップの方が断然オススメです。バークチップは木の硬い部分(樹皮)を使用しているので、ウッドチップよりも割れにくく、朽ちにくいので長持ちします。これに対しウッドチップは木の柔らかい部分を使用しているので朽ちやすい(ボロボロになるのが早い)のが欠点です。両者のより詳しい違いは下記ページをご確認ください。
【関連】バークチップ、ウッドチップの違いについて
バークチップ、防草シートの施工方法
それでは実際にチップと防草シートを使った施工方法をご紹介します。雑草を処理する

シートを敷く前に必ず雑草を処理しておきましょう。この時、雑草の根までしっかり取り除くのがポイントです(根が残っているとまた雑草が生えてくるため)。たまに、草刈りをせずそのまま上からシートを敷く方がいますが、これは逆効果なので絶対にやめてください。防草シートの下に隙間があると風が入り込んでシートがめくられてしまいます。 「雑草取りが大変」という方は根まで枯らすタイプの除草剤を使いましょう。「除草剤サンフーロン」がよく枯れて値段も安いのでオススメです。
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地面をならす

雑草を処理したら、地面をしっかりとならしましょう。防草シートを長持ちさせるコツはなるべく地面とぴったりくっつけることです。シートと地面の間に隙間があると風が入り込んでめくられたり、踏んだ時に破れてしまう恐れがあります。
防草シートを敷く
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木材チップを敷く

最後にバークチップを敷いて終了です。もし防草シートを敷いてない場合は、チップを厚さ10cmで敷いてください。事前に防草シートを敷いている場合はチップの厚さは5cmで大丈夫です。
沢山敷くなら「業務用バークチップ」がオススメ

雑草対策で広い場所に沢山チップを敷くなら「業務用バークチップ」がオススメです。業者向けの大容量規格(50リットル入り)なので、まとめて安く購入することができます。ホームセンターで販売されている小袋(2リットル袋、5リットル袋など)と比べて10倍以上の量が入っているのでお得です。また、3袋、5袋、10袋、20袋…とまとめ買いするほど単価が安くなるのも見逃せません。
値段が安いと「安かろう悪かろう」というイメージがありますが、業務用バークチップは造園業者がホテル、テーマパーク、飲食店、デパートなどの花壇に使用する物なので、安価にも関わらず高品質&ムラ無く安定しているのもポイントです。
【個人宅向け】
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業務用バークチップの使用事例
お庭での使用事例1

お庭に「業務用バークチップ」を使用した例です。家の裏へ行く通り道に敷いたのですが、場所が広く50リットル×20袋分の量が必要になったので業務用にして大正解でした。
花壇での使用事例

お庭の花壇に「業務用バークチップ」を使用した例です。シンボルツリーの下に雑草対策として敷きましたが、明るい色のチップなのでガラリと印象が変わってお洒落な雰囲気になりました。
お庭への使用事例2

お庭に「業務用バークチップ」を敷いた例です。雑草対策でお庭に防草シートを敷いたのですが、シートがむき出しだと見た目が寂しいため、上にバークチップを敷きました。雑草対策になるうえに、景観も美しいので施工主様も大満足でした。
鉢植えバラへの使用事例

鉢植えバラに「業務用バークチップ」を敷いた例です。バークチップを敷くことで、雨水の跳ね返り防止(土中のカビ菌付着による病気防止)、コガネムシの散乱防止などの効果があります。また、見た目もお洒落なため、バラとの相性が非常に良いです。
お庭への使用事例3

お庭に「業務用バークチップ」を敷いた例です。バークチップを敷く前は土がむき出しで寂しい感じでしたが、施工後はチップの暖かみが出てお洒落な雰囲気になりました。
まとめ
- バークチップは雑草対策になりますが、正しい手順で施工しないと効果が薄いので注意しましょう。
- チップと防草シートを併用するのが一番防草効果が高い&長持ちするのでオススメです!
- 木材チップには「バークチップ」「ウッドチップ」の2種類のチップがありますが、「バークチップ」の方が見た目が綺麗で長持ちするのでオススメです。ウッドチップは朽ちやすく、ボロボロになるのが早いです。
- 防草シートを敷く場合は、必ず事前に雑草処理をしておきましょう。地面を平らにならすのも忘れずに。これらの処理をキチンとしておくと長持ちするようになります。
- 防草シートの上にチップを敷く場合は厚さ5cmで施工してください。防草シート無しで地面の上に直接チップを敷く場合は厚さ10cmで施工してください。
- 広い場所に沢山チップを使う場合は「業務用バークチップ」がオススメです。大容量規格なので、ホームセンターの小袋を買うより断然お得です!
この記事を書いた人

加瀬 (カセ)
庭園管理士の資格所持。10年以上ガーデニング資材の販売に携わっています。植木肥料、バークチップ、除草剤、苔駆除剤、屋外用消臭剤、エクステリア清掃資材、カーブミラーなどをプロ目線でご紹介します。