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花壇のマルチング材はバークチップ(ウッドチップ)がオススメ!

花壇のマルチング材(土を覆う保護材)はとても重要です。「泥はね防止(カビ菌付着による病気防止)」「雑草防除」「土の乾燥防止」「冬の霜防止」「コガネムシの産卵防止」などの効果があり、花の根元を保護してくれます。マルチング材の中でも特にオススメなのがバークチップです。見た目が自然で綺麗なので花壇とよく合います。今回はバークチップの特徴、オススメの理由についてご紹介します。
マルチング材を敷くメリット
植栽にとってマルチング材は沢山のメリットがあります。バラ園芸家さんや、ブルーベリー園芸家さんは必ずといっていいほどマルチング材を敷きます。今回はその中でも代表的なメリット5つをご紹介します。泥はね防止

マルチングすることで土の露出を減らし泥はねを防ぎます。泥はねというと「見た目が汚れないように」というイメージがありますが、実は植栽の病気予防にもなります。土の中には病気を引き起こすカビ菌が生息しており、それが泥はねによって葉や茎に付着すると「黒点病(黒星病)」を引き起こします。
バラ園芸家さんはこれらの病気を防ぐために、バラの根元にマルチング材を敷くことが多いです。植栽を病気から守るためにもマルチング材は必須です。
花壇の雑草防除

マルチングすることで地面に当たる日光を減らして雑草の発芽を抑えます。完全に雑草を防げるわけではありませんが、かなり減らすことができます。花壇では除草剤が使えないので全て手作業で雑草を抜かなければいけません。マルチングすることでその手間を減らせるのでかなりオススメです。
例えばバークチップを例に出すと、厚さ3cmになるように花壇にチップを敷きましょう。チップを厚く敷くほど雑草防除効果が高まりますが、あまり厚く敷きすぎると今度は「土の手入れが大変になる」のでこれぐらいが丁度良いです。
土の乾燥防止

マルチングすることで直射日光を防ぎ、土の乾燥を防ぎます。特に日差しの強い夏場に効果的です。夏場に水やりすると土がすぐカラカラになってしまいますよね?あれと同じことが花壇でも起きています。マルチング材を敷くことで土の乾燥を防ぐことができます。根が浅い(地表に近い)植物は乾燥に弱いので特にオススメです。(ビオラ、シャクナゲ、パンジー、ブルーベリーなど)
冬の霜防止

マルチングには保温効果もあり、冬場の霜の発生を防いでくれます。マルチングせずに放っておくと霜柱で空洞ができたり、根が凍ったりして酷い場合だとそのまま枯れてしまいます。特に気を付けたいのが昼と夜の寒暖差が大きい日です。昼は太陽熱で地面が暖められるのですが、それが夜になると放射冷却により一気に冷えることがあります。この寒暖差で枯れてしまうケースが非常に多いです。マルチングを敷いておくことで昼夜の地面の寒暖差を和らげることができます。
コガネムシの産卵防止

マルチングは土の表面を覆ってくれるので、コガネムシが土に産卵するのも防いでくれます。コガネムシの幼虫は植物の根を食べてしまうので、被害に会うとすぐに枯れてしまいます。また、成虫になると植物の葉を食べるようになり、さらに被害が広がります。
コガネムシの幼虫は花壇の土(栄養があってふかふかの土)を好むため特に注意が必要です。産卵できないように表土をマルチング材でガードをしておくのをオススメします。
マルチング材の種類、メリット、デメリット
マルチングには様々なメリットがあることがわかりました。では実際にどれを選べばいいのでしょうか?今回はそれぞれの長所、短所を紹介します。バークチップがオススメ

最もオススメなのが「バークチップ」です。バークチップは木の樹皮を細かく砕いてチップ状にした物です(赤松や黒松の樹皮が使われることが多いです)。見た目が綺麗で、土によく合うためガーデニングの人気資材です。また、硬い樹皮だけを使用しているので、割れにくく朽ちにくい(長持ちする)のもポイントです。
「見た目が綺麗」「長持ちする」「環境に優しい」と、マルチング材としてほぼ完璧です。バラ園のようなお洒落な花壇の根元に使われることが多いです。
ウッドチップ

バークチップとよく似た資材で「ウッドチップ」という物があります。コチラは木全体を丸ごと砕いてチップ状にした物です。バークチップは自然物という感じでしたが、コチラは完全に人工物(角材)のような見た目なので花壇で使用すると少し浮いてしまいます。また、木の柔らかい部分(中身)を使用しているため、割れやすく朽ちやすい(長持ちしない)のも気になります。チップが割れてしまうと、木のトゲができやすくなるので注意しましょう(子供やペットが怪我をする恐れがあります)。
バークチップよりも採れる量が多いため、値段が安いのが特長です。広い場所に沢山敷く「ドッグラン」「キャンプ場の遊歩道」などで使用されます。景観が悪くなるため花壇に敷くのはあまり見かけません。
腐葉土
一番自然に近いので「環境に優しい」という長所がありますが、「泥はね防止」「雑草防除」「コガネムシの産卵防止」といった効果はほぼありません。肥料のような感覚で使いましょう。
黒マルチシート
沢山敷くなら「業務用バークチップ」がオススメ!

「広い場所に沢山敷きたい!」「コストをなるべく抑えたい!」という方には「業務用バークチップ」がオススメです。業務用の大容量サイズ(1袋50リットル入り)なので、大量のバークチップを安く買うことができます。ホームセンターで売られている小袋(2リットル、5リットル)と比べて10倍以上の量が入っているのでお得です。3袋、5袋、10袋、20袋…と沢山買うほど単価が安くなっていくのも嬉しいです。
また、値段が安いと「安かろう悪かろう」と心配になりますが、もともとは施工業者がお客様先で使用する物ですから、高品質&品質がムラ無く安定しているのもポイントです。木材チップ選びで悩んだらとりあえずコレを選んでおけば間違い無いです。
【個人宅向け】
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業務用バークチップ使用事例
お庭への使用事例

お庭に「業務用バークチップ」を敷いた例です。かなり広い場所だったので業務用サイズ(1袋50リットル)で20袋分使用しました。以前は黒松チップを敷いていましたが「今回のブラウン色チップは明るくて庭にマッチしていて良い」と施工主様も満足されていました。
鉢植えバラへの使用事例

鉢植えバラに「業務用バークチップ」を敷いた例です。「チップがお洒落で綺麗なので花が咲くのが楽しみ!」と施工主様も喜んでいました。
お庭への使用事例2

お庭に「業務用バークチップ」を敷いた例です。雑草対策でお庭に防草シートを敷いたのですが、シートがむき出しだと見た目が寂しいため、上にバークチップを敷きました。雑草対策になるうえに、景観も美しいので施工主様も大満足でした。
お庭への使用事例3

お庭に「業務用バークチップ」を敷いた例です。バークチップを敷く前は土がむき出しで寂しい感じでしたが、施工後はチップの暖かみが出て華やかになりました。
まとめ
- 花壇の土はむき出しにせず、マルチング材で保護しましょう。
- マルチング材は「泥はね防止(土中のカビ菌付着防止)」「雑草防除」「土の乾燥防止」「冬の霜防止」「コガネムシの産卵防止」などの効果があります。
- マルチング材は色々な種類がありますが、「見た目が綺麗」で「長持ちする」バークチップがオススメです。やはり花壇ですから、見た目が綺麗な物の方が絶対良いです。
- 「バークチップを沢山敷きたい」「安く買いたい」という方には「業務用バークチップ」がオススメです。業務用なので安く買うことができます。
この記事を書いた人

加瀬 (カセ)
庭園管理士の資格所持。10年以上ガーデニング資材の販売に携わっています。植木肥料、バークチップ、除草剤、苔駆除剤、屋外用消臭剤、エクステリア清掃資材、カーブミラーなどをプロ目線でご紹介します。