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バークチップ(ウッドチップ)の粒の大きさ、サイズの選び方について

「バークチップ(ウッドチップ)を買ってみたい」「でも、どれぐらいの粒の大きさを選べばいいかわからない…」と悩んでいる方が多いと思います。チップの大きさは用途により異なりますので、自分の使用方法により決めましょう。今回は「観葉植物」「花壇」「庭の雑草対策」「ドッグラン」と4つの場面に分けて解説します。
バークチップの粒サイズについて

今回は最も選べるサイズが多い「業務用バークチップ」を例にご紹介します。業務用バークチップではL、M、S、2S、3Sの5種類のサイズから選ぶことができます。サイズ感は写真をご確認ください。
観葉植物(鉢植え)で使うバークチップのサイズ

「観葉植物」「鉢植え」で使うならSサイズがオススメですが、植栽の大きさに合わせて選ぶと良いでしょう。小さい鉢植えなら2S粒、普通サイズならS粒、大きい鉢植えならM粒が良いでしょう。
鉢の土が隠れる程度に浅く盛るようにしましょう。あまり沢山乗せる必要はありません。また、屋内で風通しの悪い場所&日当たりの悪い場所に置くとプランターの表面の土にカビが生える恐れがあるので注意しましょう。適度に外に出したり、日光を浴びせるようにしましょう。
【関連ページ】バークチップを敷くとカビが生える?対策方法
花壇で使うバークチップのサイズ

「花壇」「お庭」で使う場合も植栽に合わせてサイズを選びましょう。小さい草花の場合は小さいチップ、大きい木の根元に撒く場合は大きいチップを選ぶと良いでしょう。迷ったら「草花にはSサイズ」「木にはMサイズ」を選んでおけば間違いありません。
小さいチップは「雑草防除」「泥はね防止」「コガネムシの散乱防止」 などの効果が高いですが、粒が小さいので朽ちやすいのが特徴です。反対に、大きいチップは割れにくく朽ちにくいのですが、隙間が広くなってしまうので「雑草防除」などの効果が薄くなってしまいます。
花壇には3〜5cmの厚さになるようにチップを敷きましょう。雑草対策をしつつ、土の様子を簡単に確認できる丁度良い厚さになります。
雑草対策で使うバークチップのサイズ

雑草対策で使う場合は「大きすぎず、小さすぎない」Mサイズが良いでしょう。大きすぎると隙間が広くなって「雑草防除」効果が薄くなりますし、小さすぎるとチップが朽ちやすいので長持ちしません。
雑草対策で使用する場合はチップ下に防草シートを敷くのをオススメします。チップだけでは完璧に雑草を抑えることができない(隙間から雑草が生えてくる)のですが、防草シートを併用することで完璧に雑草を抑えることができます。さらに、チップと防草シートを併用することで素晴らしい相乗効果を発揮します(単品で使用するよりも両方とも長持ちするようになります)。防草シートの上にチップを敷く場合は5cm厚、シート無しで地面の上に直接チップを敷く場合は10cm厚が目安です。シートの種類は「ザバーン防草シート125BB」がオススメです。
【関連ページ】バークチップの下に防草シートを敷いた方がいい?
ドッグランで使うバークチップのサイズ

ドッグランの場合は犬種で敷くチップの大きさが変わります。小型犬の場合は2Sサイズ、中型犬の場合はSサイズ、大型犬の場合はMサイズを使用してください。体のサイズに合わないチップを選ぶと、上手く踏ん張れなかったり、体重でチップが割れてしまったりします。
- 小型犬の場合は2Sサイズを厚さ5cmになるように敷く。
- 中型犬の場合はSサイズを厚さ5〜10cmになるように敷く。
- 大型犬の場合はMサイズを厚さ5〜10cmになるように敷く。
【関連ページ】木材チップを使ったドッグランの作り方
ウッドチップ、バークチップの違いについて

最後に「ウッドチップ」、「バークチップ」の違いについて説明します。よく似た資材ですが、性質が異なるので用途に合わせて使い分けてください。
ウッドチップ

「ウッドチップ」は木を丸ごと砕いた物です。角材のような見た目をしています。安さ重視で作られているため、サイズが選べない(全て同じ大きさでチップ化している)ことが多いです。「とにかく安い物がほしい」という方にオススメです。ただし、品質はそれなりなので注意しましょう。
- 木を丸ごと砕いたもの。
- 木の柔らかい部分を使用しているので朽ちやすく、割れやすい(長持ちしない)
- 1本の木から採れる量が多いので安価。
- 価格重視なので、サイズが選べないことが多い。
- 2〜4cmぐらいが一般的。
- 見た目が安っぽい(角材をそのままチップ化したような物)。
バークチップ

「バークチップ」は硬い樹皮のみをチップ化した物です。赤松、黒松などの樹皮を使用するのが一般的です。雨風に強い樹皮部分だけを使用しているので朽ちにくく、割れにくいのが特徴です。また、見た目がお洒落で土と良く合うので、花壇や公園でよく使われます。ウッドチップと違ってサイズを選べることが多いです。
「見た目が綺麗」「長持ちする」「サイズが選べる」「高品質な物を使いたい」という場合はバークチップがオススメです。
- 木の硬い樹皮のみをチップ化した物。
- 硬い樹皮を使用しているので、朽ちにくく、割れにくい(長持ちする)
- ウッドチップと比べて高価。
- 色々なサイズのチップを選べる。
- 見た目がお洒落で植栽や花壇とよく合う。
広い場所に敷くなら「業務用バークチップ」がオススメ!

「バークチップを沢山使いたい」「なるべく予算を抑えたい」という場合は「業務用バークチップ」がオススメです。元々は業務用の大袋(1袋50リットル入り)なので、バークチップを大量に、安く買うことができます。ホームセンターの小袋(2リットル、5リットル)で買うと割高になってしまうので注意しましょう。また、3袋、5袋、10袋、20袋…と買えば買うほど単価が安くなるのも見逃せません!
さらに、業務用バークチップは5種類のサイズ(L、M、S、2S、3S)から選べるのも嬉しいポイントです。他メーカーのバークチップはほとんど3種類ぐらいですし、ウッドチップに至ってはサイズを選べない事の方が多いです。大粒チップが欲しい方には特にオススメです!
【個人宅向け】
- 業務用バークチップ (1袋) 詳しく見る【公式ページ】
- 業務用バークチップ (2袋) 詳しく見る【公式ページ】
- 業務用バークチップ (3袋以上) 詳しく見る【公式ページ】
【業者様向け】
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業務用バークチップ使用事例
お庭への使用事例1

お庭に「業務用バークチップ」を敷いた例です。家の裏側の通り道に敷いたのですがバークチップ50リットル×20袋分の量が必要になったので業務用サイズを選びました。コストを抑えることができて良かったです。
花壇への使用事例

花壇に「業務用バークチップ」を敷いた例です。チップ1粒1粒に厚みがあり、しっかりしていて丈夫そうです。ブラウン色のチップがアンティーク調のレンガと相性が良く、お洒落な雰囲気になりました。
鉢植えバラへの使用事例

鉢植えバラに「業務用バークチップ」を敷いた例です。バークチップを敷くことで、雨水の跳ね返り防止(土中のカビ菌付着による病気防止)、コガネムシの散乱防止などの効果があります。また、見た目にも美しいため、バラとの相性が非常に良いです。
お庭への使用事例2

お庭に「業務用バークチップ」を敷いた例です。雑草対策でお庭に防草シートを敷いたのですが、シートがむき出しだと見た目が寂しいため、上にバークチップを敷きました。雑草対策になるうえに、景観も美しいので施工主様も大満足でした。
お庭への使用事例3

お庭で「業務用バークチップ」を敷いた例です。バークチップを敷く前は土がむき出しで寂しい感じでしたが、施工後はチップの暖かみが出てお洒落な雰囲気になりました。
まとめ
- バークチップは用途に合わせて粒サイズを選びましょう。
- 観葉植物にはS粒のような小さめサイズがオススメです。
- 花壇で使用するなら小振りなS粒がオススメですが、木の根元に撒くなら大きめのM粒でも良いでしょう。
- 雑草対策でお庭に敷くならM粒が良いでしょう、防草シートと併用するのをオススメします。
- ドッグランに敷くなら犬種に合わせて選びましょう。小型犬の場合は2S粒、中型犬の場合はS粒、大型犬の場合はM粒がそれぞれオススメです。
- 「ウッドチップ」「バークチップ」はよく似た資材ですが性質が全然違うので注意しましょう。
- 「ウッドチップ」は安価ですが、朽ちやすく長持ちしません。粒サイズを選べないことが多いです(均一にチップ化されています)
- 「バークチップ」は丈夫で朽ちにくく、粒サイズが選べる場合が多いです(メーカーにより粒の大きさが異なります)。
- 5種類の粒サイズから選べる「業務用バークチップ」がオススメです。業務用なのでまとめ買いで安く揃えることができます。
この記事を書いた人

加瀬 (カセ)
庭園管理士の資格所持。10年以上ガーデニング資材の販売に携わっています。植木肥料、バークチップ、除草剤、苔駆除剤、屋外用消臭剤、エクステリア清掃資材、カーブミラーなどをプロ目線でご紹介します。